- 160 :1/32 外伝 ◆LOfHzYl1Iw :2006/03/27(月) 20:28:59 ID:ZfbKfpIQ
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================== Morara's War Another story ======================
マターリモララーと虐殺モララーの戦争 外伝
大戦記第二話 『 帝国が生む物 』
====================== Mata-ri VS Genocide =========================
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- 161 :1/32 ギャーイキナリコマスウマチガッタ :2006/03/27(月) 20:29:34 ID:ZfbKfpIQ
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_ _ / ̄ ̄ヽ
/ / | | ____ ヽ/ ̄ヽ ヽ
./ / | | ヽ___ ヽ //
/ / | | | |// //
/_/ |_| // 〇
/⌒ヽ
| | __ ,,,,,,,,,
/ ヽ
| 二 二 |
| _ .|
ヽ /_ヽ /
\_ _/
ノ ヽ、
と´ モ ,__つ
ノ |
と´_ イ /
し
- 162 :2/32:2006/03/27(月) 20:30:04 ID:ZfbKfpIQ
- ── モララー国 モラトスの部屋 ──
┌
│ だから、帝国をはっ倒すためにモララー軍の力を貸して欲しい。
└──────────────────v────────┘
ナンダイマノハ
∩_,,,, _______ ,ソハヽo
( ・∀・)/ /| (∀・;川 AА
( つ旦. / | ( ) (д゚,,)
ヾヽ. / / | | | | (| † つ
||/ / / (__)_). | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 163 :3/32:2006/03/27(月) 20:30:34 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ むぅ、なんでそういうことを僕に言うかな?
└─────v─────────────┘
│ ─── と、言うと?
└────────v─┘
フニャ oソハヽ
∩_,,,, _______ 川・∀・)
( -∀・) /| ( ) AА
ノ つ つ旦 ./ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ( / / | (__)___) .(| † |)
||/ / / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 164 :4/32:2006/03/27(月) 20:31:04 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ 軍をまとめてるのは僕じゃなくてこの国のTOPか元帥だよ。
│ 僕に言われても動かせるわけないじゃん?マンガじゃないんだし。
└────v────────────────────────┘
oソハヽ イッシュノマンガダロ
∩_,,,, _______ 川・∀・)
( ・∀・) /| ( ) AА
ノ つ つ ./ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ( / 旦 / | (__)___) .(| † |)
||/ / / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | / ┌───────^──────┐
| |/ │ モラトスは発言力強いだろうが。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ └
- 165 :5/32:2006/03/27(月) 20:31:34 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ 強いっていってもたかが知れて ───
└──────v───────────┘
── ヨイショット …
( ̄´) ( ̄~) マータギョウギノワルイ
\ \/ / ソハヽo
∩_,,,,ノ_____. (・∀・川
タンッ ⊂( ・∀・) ./| ( ) AА
从て. / ∪ ./ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ そ 旦 / | (__)___) .(| † |)
||/ / / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | / ┌────────────^─────────────┐
| |/ │ その歳でってのが驚きだが、あんたはこの国の究極兵器だ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ │ そんな奴の発言、特に軍事関係のになったら、お偉方でも
│ 無視するわけにもいかないだろう?
- 166 :6/32:2006/03/27(月) 20:32:04 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ 純粋な発言力なら、ギーファのほうが ──
└──────v─────────────┘
│ ヒロユキ教の枢機卿が国のトップに直接こんな話持ち出せるかよ。
└─────────────────v───────────┘
( ̄´) ( ̄~)
\ \/ / ソハヽo
∩_,,,,ノ_____. (・∀・川
⊂( ・∀・) ./| ( ) AА
/ ∪ ./ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ / 旦 / | (__)___) .(| † |)
||/ / / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 167 :7/32:2006/03/27(月) 20:32:34 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ ── ギコ種は人の話を途中で切るのが好きだね。
└────────v──────────────┘
│ ぱっぱと終わっていいじゃねぇか。
└───────────v────┘
ストン .oソハヽ
__∩_,,,, __ 川-∀・)
/ ( ・∀・) ./| ( ) AА
/ / |/ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | / ┌──────^─────────────────┐
| |/ | それにしても本当に ───
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ │ なんで枢機卿のあなたがそのようなお話を
│ 持ち出すのですか?戦争は宗教的にご法度でしょう
- 168 :8/32:2006/03/27(月) 20:33:04 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ ─── その理由は ───
│ とりあえず、今の世界設定について少し話さなきゃなんねぇな。
└───────────────v───────────┘
ドコミテイッテンデスカ
.oソハヽ
__∩_,,,, __ 川・∀・)
/ ( ・∀・) ./| ( ) АА
/ / |/ | | | | .( ゚д゚ )
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 169 :9/32:2006/03/27(月) 20:33:34 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ 今現在世界を治めてんのは土地の大きい順に
│ 『 ギコ帝国 』『 チビ公国 』『 モララー国 』
│ 『 モナ共和国 』『 フーン連邦 』だ。
└───────────v─────────┘
┌─[ モラトス ]──────────────┐
│ ・・・・・・ いや、そりゃそうでしょ。
│ なんでそんな当たり前のことから始めんの?
└────────────────────
.. /ヽ /ヽ, ミテノトウリ
/ ̄ `ーー'  ̄ヽ 7ワカラノコピペダ
/. ヽ
l 〇 〇 i
l ,--、 i
ヽ、 i__l ,ノ
`> イ
- 170 :10/32:2006/03/27(月) 20:34:04 ID:ZfbKfpIQ
- ┌─[ ギーファ ]───────────────────
│ うっせぇいいから黙って聞いてろ。
│ ── で、これが『 大戦記 』現段階での勢力線MAPだ。
└────────────────────────┘
ll  ゙̄lll,,,lllllllllli,、
,ill,,, ゚゙゙llll,,,、 !i,、
,i! .゙!i `ll フーン゙゙lii、
,ll゙° ll,,,, ll 連邦.!,,,,,,
.ll` ゙゙l,,,,,,,,,,,,,,lll,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,l___/ ̄ ̄lllllll,,,,
.,,,,,,,ll゙\  ̄^ | ゙'゙l,,
ll゙゙′ \ チビ公国 / ゙ll,
.il゙ 永世 \_________/ モララー国 ゙゙l,,
.ll 中立 / \_ 'll
.!,,、地帯 | ,,,,,,,,,,, _、/ ̄ \ ゙li、
.゙゙ll,, / ll° ゙゙゙lllll゙゙lll \_ ll
゙゙ll/ ギコ帝国 l,、 .゙l, モナ共和国 \_llll゙゜
.゙゙ll,, 'li、 ,,ll″ ,,ll゙`
ll’ l| ,ll,,,,、 ,,,;;゙゙゙゙゙゙”
゙l,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、 ゙゙lll, ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゜
 ̄ ̄ ̄^ .゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙
- 171 :11/32:2006/03/27(月) 20:34:34 ID:ZfbKfpIQ
- ┌─[ ギーファ ]───────────────────────┐
│ 西にある永世中立地帯ってのは ───
│ 戦争に負けた奴らで、中でも非戦闘員とかをいつまでも戦場に
| 置いとくのもあれだから、まぁ、そういう奴らを住まわせとく場所だな。
└──────────────────────────────
L o s e r s
(゚∀゚*)(゚ー゚*)(゜∀゜ )\・∀・ \(・-・ ) ・・・・・・・・・・・・・・ etcetc
┌─[ ギーファ ]────────────────────────────┐
│ 大戦始まってすぐの特別国際会議でここが永世中立地帯になったわけだ。
│ 統治 ・ 管理は俺ら戦争無介入が基本の7大聖家がやってる。
│ 治安軍として各国の力は借りてるが、当然『 略奪 』『 侵略 』等は禁止されてる。
└──────────────────────────────────
- 172 :12/32:2006/03/27(月) 20:35:04 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ ─── さっきからだれに説明してんの?
└────────v──────────┘
│ まぁ気にすんな。とりあえず話し戻すぜ。
└──────────v───────┘
.oソハヽ
__∩_,,,, __ 川・∀・)
/ ( ・∀・) ./| ( ) AА
/ / |/ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | / ┌──────^───────┐
| |/ │ 話を持ち込んだ理由、ですね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ └ ┌─────^────┐
│ あぁ、それがな ──
└
- 173 :13/32:2006/03/27(月) 20:35:34 ID:ZfbKfpIQ
-
┌
│ ギコ帝国軍が永世中立地帯を侵略しようとしてる。
└─────────────────v─────┘
.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;: /ヽ /`ヽ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;: / ̄-‐/ ̄ ̄ヽ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;: | | ;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;: |.┌┐ 〇 | ;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.;:;:;:;:;:;:;:;:;:: ヽ|_ヽ / ;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;: ヽ. -,ー ;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;: | † ヽ、 ;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;: | ヽ ヽ ;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;: | ) ) ;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;: | / ./ ;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:; | ゝ/| ;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:
- 174 :14/32:2006/03/27(月) 20:36:35 ID:ZfbKfpIQ
-
┌
│ ─── マジデ?
└y────────┘
/⌒ヽ
| |--''''''''ヽ、
/ |
| ● ト-イ |
ヽ υ 丶' /
`ー,-:. ..イ
/ |
/ / | /
_/ /| ヽ----、
(__ノ l、  ̄ ̄丶 |
 ̄ ̄/| |/
/ し´
/
- 175 :15/32:2006/03/27(月) 20:37:05 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ そんなのモロに国際法違反じゃん。
│ だったら国に直接チクって軍動かしてもらってもOKじゃない?
└──────────v────────────────┘
│ 法に違反してたとして、それを証明するための手立てが無い。
│ かといって侵略されてからでは遅すぎる。
└──────────────v────────────┘
oソハヽ
__∩_,,,, __ 川;・∀)
/ (,;・∀・) ./| ( ) AА
/ / |/ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 176 :16/32:2006/03/27(月) 20:37:36 ID:ZfbKfpIQ
-
┌
│ 「 確たる証拠が無い 」って ───
│ デマ情報ということは無いのですか?
└───────v──────────┘
,-''~ ̄ ̄~~丶
(〇), ヾ
丿 ソソヽiヽiヽi,'ヾ|
/ l , ● ト-イ .|、
l ヾ( ) 丶' / !
ヽiヽヽi`ー,-:. ..イヽヽi
/ |、
/ / | ヽ、
/ / |、 )
ゝ、イ |ゝ'
- 177 :17/32:2006/03/27(月) 20:38:07 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ 最近帝国軍の様子がおかしかったから、俺の友人 ───
│ まぁ、スパイを放ってたんだが、そいつが隊長の口から聞いたらしい。
│ 「 近々、中立地帯に侵攻する 」ってな。
│ 事実、中立地帯内に怪しい帝国軍がうろついてる。
└──────────────────────v───────┘
│ ── で、そのスパイは信用に値する人、と?
└─────────v──────────┘
oソハヽ
__∩_,,,, __ 川;・∀)
/ (,;・∀・) ./| ( ) AА
/ / |/ | | | | .(д‐,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | / ┌────────────^────┐
| |/ │ あぁ、多少調子に乗る癖はあったが、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ │ あいつから嘘を聞いた事が無い。
│ ─── 何者かに暗殺されたがな。
- 178 :18/32:2006/03/27(月) 20:38:38 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ ん~~~、微妙だね、嘘っぽくないところが特に。
└──────────v───────────┘
│ それだけじゃねぇ、25年前に皇帝に即位した
│ ギコン ・ ド ・ ギコトリア ・ ヴァンタ ・ ハニャムーラには
│ いつも黒い噂が付きまとってる。
└───────────────v─────────┘
oソハヽ
__∩_,,,, __ 川;・∀)
/ ( ・∀・) ./| ( ) AА
/ / |/ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 179 :19/32:2006/03/27(月) 20:39:09 ID:ZfbKfpIQ
- ┌─[ ギーファ ]──────────────────────┐
│ なんせ奴が即位したとたん世界中で奇怪な事件が起きまくってる。
└────────────────────────────
lゞゞゞ| __ lゞゞゞ|
ヽゞゞ| /__ ヽ ヽゞゞ|
_________.ヽー|. .:< 王 / ,| _____,ヽー|_______
_;;__!__l;_.. ノー| <(゚Д゚,,)./o>_l__i_|;.ノー|l__il__il__i
__!__ __l_ /l !l! と| ヾ丶´;|.;._i__ !_ /li l_i__ !_i__ !
__i___.i ./〈 l!/ Π.| ノ;; ヽム: / /〈 l | /|__i__
/ / / 〈_〉.しん~´ー' / // .ー‐ //
/ |二|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄|/ //
/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ .//
|二二二二二|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─[ ギーファ ]──────────────────┐
│ あんたら関連の話で言えば ── 4年前の八頭身種の
│ 間で流行った病気や精霊界暴走事件とか ───
│ 全部奴が後ろで糸を引いてるって話だ。
└
- 180 :20/32:2006/03/27(月) 20:39:40 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ こんなこと言うのは嫌いだが、奴らが生むのは災いだけだ。
│ ─── これ以上野放しには出来ない。
└─────────────────────v────┘
oソハヽ
__∩_,,,, __ 川;・∀)
/ ( ・∀・) ./| ( ) AА
/ / |/ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌───────^───────────┐
│ ・・・・・・ なるほどね、分かったよ。
│ 口で言って分かるような相手でもないしね。
└
- 181 :21/32:2006/03/27(月) 20:40:11 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ じゃあ、進言してくれるのか?
└───────────v──┘
│ 個人的にはそうしたいところだけど、もひとつ問題が。
│ ギコ帝国と全面戦争して、負けるとは思わないけど、他の国に
│ 背中向けるのはちょっとね、ダメージも食らうだろうし。
└──────────v─────────────────┘
oソハヽ
__∩_,,,, __ 川・∀・)
/ ( ・∀・) ./| ( ) AА
/ / |/ | | | | .(д゚,,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 182 :22/32:2006/03/27(月) 20:40:43 ID:ZfbKfpIQ
-
ポーーーーーーーーーーーーーーン
┌
lニlニニニニニ) │ ま、そりゃそーだわな ── ホレ。
ヾ ヾ └────────v──────┘
ヽ
/ヽ /`ヽ
/ ̄-‐/ ̄ ̄ヽ
/ヽ、.| |
ヽ、 |.┌┐ ─ |
ヽ.. ヽ|_ヽ /
ヽ ヽ. -ー
ヽ| † ヽ、 /⌒)
| ヽ ソ /
| ヽ___,/
| |
| |
- 183 :23/32:2006/03/27(月) 20:41:14 ID:ZfbKfpIQ
-
┌
│ なにこれ? ─── 書簡?
└──y──────────┘
/⌒ヽ パシッ !
| |''''''''ヽ、 ___v/
/ | l `っニニlニl
| ● ト| / /Y'ヾ
ヽ l/ /
`ー,-:. ..イ/
/ .|
/ / | /
_/ /| ヽ----、
(__ノ l、  ̄ ̄丶 |
 ̄ ̄/| |/
/ し´
/
- 184 :24/32:2006/03/27(月) 20:41:44 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ あぁ、中にチビ公国君主とモナ共和国大統領と
│ フーン連邦大統領の同意書が入ってる、後は
│ モララー国首相の分だけだ。
└───────────────v─────┘
│ へぇ~~~~~、3ヶ国のTOPの同意書が ───
└──────────v────────────┘
ソハヽo
__∩_,,,, __ (・∀・川
/ ( ・∀・) ./| ( ) AА
/ / つ[] | | | | .(д゚,,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 185 :25/32:2006/03/27(月) 20:42:14 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ ─── なんの?
└───────v─┘
│ 帝国を倒すための特別同盟の同意書だ。
│ つまり、今回だけは他の国も味方ってわけだ。
└─────────────v──────┘
ソハヽo
__∩_,,,, __ ( ∀ 川
/ ( ∀ ) ./| ( ) AА
/ / つ[] | | | | .(д゚,,)
ヾヽ ./ 旦と_/( ⌒ヽヽ | (__)___) .(| † |)
||/ / し'' / | |~
/ / / し`J
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | /
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 186 :26/32:2006/03/27(月) 20:42:45 ID:ZfbKfpIQ
- >>186
┌─[ ギーファ ]──────────────┐
│
│ 進言のほう、よろしく頼むぜ『 若将軍 』
│
└────────────────────
/⌒ヽ
.| | __,,,,,,,,,,
/ ヽ
| |
| ● ● .|
| ト-イ |
ヽ. ヽ/ /
> <
[ あまりの驚きにズレまくってしまったモラトスの図 ]
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
- 187 :27/32:2006/03/27(月) 20:43:15 ID:ZfbKfpIQ
- ── ギコ帝国 謁見の間 ──
┌
│ ─── 閣下。ご報告が。
└──v─────────┘
lゞゞゞ| __ lゞゞゞ|
ヽゞゞ| /__ ヽ ヽゞゞ|
_________.ヽー|. .:< 王 / ,| _____,ヽー|_______
_;;__!__l;_.. ノー| <(゚Д゚,,)./o>_l__i_|;.ノー|l__il__il__i
__!__ __l_ /l !l! と| ヾ丶´;|.;._i__ !_ /li l_i__ !_i__ !
__i___.i ./〈 l!/ Π.| ノ;; ヽム: / /〈 l | /|__i__
/ / / 〈_〉.しん~´ー' / // .ー‐ //
/ |二|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄|/ //
/ ._ . :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ .//
|二二二 ,l===l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
んソ[l゚):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ギ~l).:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
/../ l.:.:.:.:.:.:.:/
/:.:..んγ~ゝ..::.:/
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
- 188 :28/32:2006/03/27(月) 20:43:45 ID:ZfbKfpIQ
-
┌
│ ─── なんであるか将軍、言うてみぃ。
│ 人払いならば済んでおるぞ。
└─────────────v────┘
,_______
/┬ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
<─┼─<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ヽ.┴ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:/
=================================== (ニニニニニニニ)
|.┌┐ 〇 |
ギコン ・ ド ・ ギコトリア ヽ|_ヽ /
・ ヴァンタ ・ ハニャムーラ ゝ.. -‐'ヽ
// ヽ ヽ
ギコ帝国124代目皇帝 ん| ~γソ、
/ | ヾ;:;:;:;:;ヽ
=================================== ./ イ );:;:;:;:;:ヽ
/ / | ノ;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ
ゝ、/ | /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ
- 189 :29/32:2006/03/27(月) 20:44:16 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ はっ!恐れながら申し上げます。
│ 近頃、他の国々が不穏な動きを見せております。
│ 先日暗殺した裏切り者から我々の秘密が漏れ出した可能性があります。
│ 繋がりのある者が暗躍し閣下の帝国を滅ぼそうとしているのかもしれません。
└─────────v───────────────────────┘
ヽゞゞ| /__ ヽ ヽゞゞ|
_________.ヽー|. .:< 王 / ,| _____,ヽー|_______
_;;__!__l;_.. ノー| <(゚Д゚,,)./o>_l__i_|;.ノー|l__il__il__i
__!__ __l_ /l !l! と| ヾ丶´;|.;._i__ !_ /li l_i__ !_i__ !
__i___.i ./〈 l!/ Π.| ノ;; ヽム: / /〈 l | /|__i__
/ / / 〈_〉.しん~´ー' / // .ー‐ //
/ |二|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄|/ //
/ ._ . :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ .//
|二二二 ,l===l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
んソ[l゚):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ギ~l).:.:.:.: ┌─^──────────┐
/../ l.:.:.:.:.: │ なんじゃその程度ことか。
/:.:..んγ~ゝ..::.:/└
- 190 :30/32:2006/03/27(月) 20:44:48 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ ─── その程度のこと、で済む問題でも無いかと思われます。
│ いくら閣下率いる大帝国といえども4ヶ国相手では勝てますまい、
│ それこそ神話の世界でもない限り ───
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lゞゞゞ| __ lゞゞゞ|
ヽゞゞ| /__ ヽ ヽゞゞ|
_________.ヽー|. .:< 王 / ,| _____,ヽー|_______
_;;__!__l;_.. ノー| <(゚Д゚,,)./o>_l__i_|;.ノー|l__il__il__i
__!__ __l_ /l !l! と| ヾ丶´;|.;._i__ !_ /li l_i__ !_i__ !
__i___.i ./〈 l!/ Π.| ノ;; ヽム: / /〈 l | /|__i__
/ / / 〈_〉.しん~´ー' / // .ー‐ //
/ |二|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄|/ //
/ ._ . :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ .//
|二二二 ,l===l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
んソ[l゚):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ギ~l).:.:.:. ┌^───────────────────┐
/../ l.:.:.:. │ ならば、この世界を神話の世界にするまでよ。
/:.:..んγ~ゝ..::.:/.│ 安心せい将軍、おぬしはおぬしの仕事を
│ しっかりやっておればよい。朕を信じよ。
│ いままで失敗したことがあったか?
- 191 :31/32:2006/03/27(月) 20:45:19 ID:ZfbKfpIQ
- ┌
│ はっ!私ごときが余計な心配ををしてしまっていたようです。
│ 閣下の手腕は神が如く、即位より25年一度たりとも失敗しておりません。
│ 此度の侵攻作戦も見事成功へ導くと思われます!
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ヽゞゞ| /__ ヽ ヽゞゞ|
_________.ヽー|. .:< 王 / ,| _____,ヽー|_______
_;;__!__l;_.. ノー| <(゚Д゚,,)./o>_l__i_|;.ノー|l__il__il__i
__!__ __l_ /l !l! と| ヾ丶´;|.;._i__ !_ /li l_i__ !_i__ !
__i___.i ./〈 l!/ Π.| ノ;; ヽム: / /〈 l | /|__i__
/ / / 〈_〉.しん~´ー' / // .ー‐ //
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んソ[l゚)ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ギ~l /..:.:.. ┌^─────────────────┐
/../ l.:.:.:.: │ うむ、それでよい。
/:.:..んγ~ゝ..::.: │ それにここまでは朕の『 予想通り 』じゃ。
- 192 :32/32:2006/03/27(月) 20:45:51 ID:ZfbKfpIQ
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┌─[ 皇帝ギコン ]────────────────┐
│
│ この大戦で朕は神となる
│
│ 虫けらどもが、せいぜい抗うがよいわ。
│
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| |--''''''''ヽ、 /ヽ /`ヽ
/ | / ̄-‐/ ̄ ̄ヽ
| ● ト-イ | | |
ヽ 丶' / |.┌┐ 〇 |
`ー,-:. ..イ ~ To be continued ~ ヽ|_ヽ /
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/ し´ | ゝ/|