- 60 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:16:20 ID:O0qEgw8T
- 鋼鉄の右腕 第七話『フォビドゥン・ウエポン』
── 東軍総合統轄指令施設 ドゥームタワー ──
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|／ ,'|-､ ＼＼i
. . . . . . . . .. |／ ,'|-､ ＼＼＼ . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . ..
|／ ,'|-､ ＼＼＼|
|／ ,'|-､ ＼＼＼|
|／ ,'|-､ ＼＼＼|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 略 〜〜〜〜〜〜〜〜
- 61 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:16:58 ID:O0qEgw8T
-
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ・・・・・。
∧＿∧［|;;..;;..:;|］ ∧,,∧ A＿A
（・∀ﾒ （・∀・ ） ミД-彡 ・∀）
━━==/とl__,, （ ） ﾐ ﾐ ）
,/'￣~l ~￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~lﾞ､
__,,.. ．-‐ '''""""~/＿＿l＿＿＿M9__＿＿＿＿＿＿__＿__l_,ﾍ
/ __,,..,,,,_,.．-'''" l'二二二l'二二二'l'二二二'l;;,, ,l /
ll),,=====ﾍ＿＿〉,r,================================z l/
`〆⌒ﾞヾﾍ //γ⌒ヽ ~"~"~"~"~"~"~"~"~"~"~"~γ⌒ヽヾ ;;;⌒｀)''
l:::(：：):::iﾍﾆﾆ,/ ;;ゝ__,,ノγ⌒γ⌒ヽ⌒γ⌒ヽ⌒γ⌒ヽ__,,ノ:: ⌒;;) ⌒）
ヽ､,,__ノ "'''- ．,ゝ,,__,,ゝ__,,ノ,__,,ゝ__,,ノ,,__,,ゝ__,,ソ(´ ;;⌒) (::⌒;;;,,,) ;::⌒)
- 62 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:17:36 ID:O0qEgw8T
-
── 執務室 ・ ディモラの部屋 ──
| .＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ┌─[ World Map ]─┐
, | |┌───────┐| ｜ ､-、. │
／｜ | |│ |｜ │ _∧＿ｌ ｀､_. |
.／ .｜ | |│ |│ │ ｌ ヽ. |
.／| ｜ | |│ |│ │ .| ＿ |. ｜
／ .| ｜ | |│ |│ │ ＼＿ゝ∠--ｰ' ｜
.／ | ｜ | |└───────┘| └───────ｰ┘
|| | ｜ | ［ <ｌ ｌ> [壁掛ｹTVﾀﾞﾖ]. ]
|| | ｜ | ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| | .／ .／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| |／ . ∧虐∧ ＿＿＿＿＿＿＿
|| ／ （,ﾒ-∀-） ／ ／|
|| ／ （入 ⌒＼つ .／ ｜
||／ .／ .ヾヽ ／＼⌒) .／ |
／ .||／ ￣ .／ .／
／ .／＿＿＿＿＿__／ .／
／ .| ￣￣￣￣￣￣| ／
／ | | ／
／ | |／
￣￣￣￣￣￣
┌──＾────────────────┐
│ 『連中』が指定した時刻まで、そろそろだな。
└
- 63 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:18:25 ID:O0qEgw8T
-
| .＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ┌─[ World Map ]─┐
, | |┌───────┐| ｜ ､-、. │
／｜ | |│ |｜ │ _∧＿ｌ ｀､_. |
.／ .｜ | |│ |│ │ ｌ ヽ. |
.／| ｜ | |│ |│ │ .| ＿ |. ｜
／ .| ｜ | |│ |│ │ ＼＿ゝ∠--ｰ' ｜
.／ | ｜ | |└───────┘| └───────ｰ┘
|| | ｜ | ［ <ｌ ｌ> [壁掛ｹTVﾀﾞﾖ]. ]
|| | ｜ | ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| | .／ .／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| |／ . ∧虐∧ ＿＿＿＿＿＿＿ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋ・・・
|| ／ （,ﾒ・∀・） ／ ／|
|| ／ （入 ⌒＼つ .／ ｜
||／ .／ .ヾヽ ／＼⌒) .／ |
／ .||／ ￣ .／ .／
／ .／＿＿＿＿＿__／ .／
／ .| ￣￣￣￣￣￣| ／
／ | | ／
／ | |／
￣￣￣￣￣￣
┌──＾─────────┐
│ 時間通り、律儀な連中だ。
└
- 64 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:19:13 ID:O0qEgw8T
-
┌─[ 情報部受け付け ]───────┐
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ … ﾋﾟｯ │ ディモラ大佐殿、
│ 先ほど【ミスリル】のメンバーが
∧虐∧ ＿＿＿＿＿＿＿ │ この基地に到着しました。
∩・∀・） ／ ／| └────────────────
ヽ ⌒＼つ ／ ｜
ヾヽ ／＼⌒) ／ |
||／ ￣ ／ ／
／ ／ ／
| ￣￣￣￣￣￣| ／
| | ／
| |／
￣￣￣￣￣￣
┌─＾────────────────────────┐
│ 分かった。では連中を貴賓室へ案内してくれ。大切な客人だ。
│ ところで、ヨファの偵察の報告書は届いているか？
└
- 65 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:19:51 ID:O0qEgw8T
-
┌─[ 情報部受け付け ]───────┐
│ 確認してみます、暫くお時間を・・・・。
│ (何故か保留音にハピマテが流れる。)
│ ・・・・・・既に受理されていますね。
∧虐∧ ＿＿＿＿＿＿＿ │ ではどちらにお持ちいたしましょう？
∩・∀・） ／ ／| └────────────────
ヽ ⌒＼つ ／ ｜
ヾヽ ／＼⌒) ／ |
||／ ￣ ／ ／
／ ／ ／
| ￣￣￣￣￣￣| ／
| | ／
| |／
￣￣￣￣￣￣
┌─＾──────────────────────┐
│ そうだな、では、第三会議室が空いていた筈だから、
│ ソコに持っていってくれ、私の小用使いをそちらに送る。 ┌─[ 受け付け ]──┐
│ ついでに、他の私の連隊の主要メンバーに .│ 了解しました。
│ 第三会議室に集合するよう通達を頼む。 └────────ﾋﾟｯ。
└ ﾃｶ、ﾎﾘｭｳｵﾝﾓｶｴﾄｹﾖ。
- 66 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:20:35 ID:O0qEgw8T
-
| .＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ┌─[ World Map ]─┐
, | |┌───────┐| ｜ ､-、. │
／｜ | |│ |｜ │ _∧＿ｌ ｀､_. |
.／ .｜ | |│ |│ │ ｌ ヽ. |
.／| ｜ | |│ |│ │ .| ＿ |. ｜
／ .| ｜ | |│ |│ │ ＼＿ゝ∠--ｰ' ｜
.／ | ｜ | |└───────┘| └───────ｰ┘
|| | ｜ | ［ <ｌ ｌ> [壁掛ｹTVﾀﾞﾖ]. ]
|| | ｜ | ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| | .／ .／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| |／ . ∧虐∧ ＿＿＿＿＿＿＿
|| ／ （,ﾒ・∀・） ／ ／|
|| ／ （入 ⌒＼つ .／ ｜
||／ .／ .ヾヽ ／＼⌒) .／ |
／ .||／ ￣ .／ .／
／ .／＿＿＿＿＿__／ .／
／ .| ￣￣￣￣￣￣| ／
／ | | ／
／ | |／
￣￣￣￣￣￣
┌─＾───────┐
│ リーン、居るな？
└
- 67 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:21:27 ID:O0qEgw8T
-
| .＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ┌─[ World Map ]─┐
, | |┌───────┐| ｜ ､-、. │
／｜ | |│ |｜ │ _∧＿ｌ ｀､_. |
.／ .｜ | |│ |│ │ ｌ ヽ. |
.／| ｜ | |│ |│ │ .| ＿ |. ｜
／ .| ｜ | |│ |│ │ ＼＿ゝ∠--ｰ' ｜
.／ | ｜ | |└───────┘| └───────ｰ┘
|| | ｜ | ［ <ｌ ｌ> [壁掛ｹTVﾀﾞﾖ]. ]
|| | ｜ | ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| | .／ .／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| |／ . ∧虐∧ ＿＿＿＿＿＿＿ ∧∧
|| ／ （,ﾒ・∀・） ／ ／| (ﾞーﾞ*)
|| ／ （入 ⌒＼つ .／ ｜ ｜ ∪
||／ .／ .ヾヽ ／＼⌒) .／ | ..| |
／ .||／ ￣ .／ .／ .し`Ｊ
／ .／＿＿＿＿＿__／ .／
／ .| ￣￣￣￣￣￣| ／ ┌─────＾──────┐
／ | | ／ │ はい、何の御用でしょうか？
／ | |／ └
￣￣￣￣￣￣
┌─＾───────────────────────┐
│ 先ほど清掃をやって貰ったばかりで悪いが、
│これから情報部まで行って、私宛の書類を貰ってきて欲しい。
│その書類は、第三会議室に置いておいてくれ。
└ ┌─＾───────┐
│ 了解しました。
└
- 68 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:22:18 ID:O0qEgw8T
- | .＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ┌─[ World Map ]─┐
, | |┌───────┐| ｜ ､-、. │
／｜ | |│ |｜ │ _∧＿ｌ ｀､_. |
.／ .｜ | |│ |│ │ ｌ ヽ. |
.／| ｜ | |│ |│ │ .| ＿ |. ｜
／ .| ｜ | |│ |│ │ ＼＿ゝ∠--ｰ' ｜
.／ | ｜ | |└───────┘| └───────ｰ┘
|| | ｜ | ［ <ｌ ｌ> [壁掛ｹTVﾀﾞﾖ]. ]
|| | ｜ | ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| | .／ .／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| |／ . ∧虐∧ ＿＿＿＿＿＿＿
|| ／ （,ﾒ-∀-） ／ ／| ﾊﾞﾀﾝ・・・。
|| ／ （入 ⌒＼つ .／ ｜
||／ .／ .ヾヽ ／＼⌒) .／ |
／ .||／ ￣ .／ .／
／ .／＿＿＿＿＿__／ .／
／ .| ￣￣￣￣￣￣| ／
／ | | ／
／ | |／
￣￣￣￣￣￣
┌──＾────────────┐
│ コレで、全ての役者は揃った・・・。
└ ﾃﾞﾊ､ｲｸﾄｽﾙｶ。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
- 69 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:23:03 ID:O0qEgw8T
-
── ドゥームタワー 第三会議室 ──
┌
│ さて、今ココにお前達を集めた理由は他でもない。
│ S級の極秘作戦に関しての会議だ。
└───────ｖ──────────────┘
∧虐∧
（ﾒ・∀・ ）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ∪ ＼
／ ＼
- 70 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:23:35 ID:O0qEgw8T
-
┌
│ 極秘作戦・・・・。ですか？確かにここ数週間ほど
│ 作戦が入ってなくて不審に思ってはいましたが・・・・。
└───ｖ──────────────────────┘
┌
│ それに『S級』でしょ？
│ 相当ヤバめな任務だってのは分かりましたけど、
│ 具体的にはどんな任務で？
└──────────ｖ──────────┘
∧虐∧ （＼虐／） ∧虐∧
川・∀・） （ ‐∀‐） （ ・∀O）
_＿〔（ ）〕 〔（ ）〕 〔（ ）〕
|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山虐山 __＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（ ・） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
[＼| つ＼ ＼ ｜|
||＼[| |＼ ＼ ＼ . ｜|
||＼|| ⌒＼ ＼ ＼ ´
- 71 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:24:23 ID:O0qEgw8T
-
┌
│ 任務の説明の前に、先ずは背後関係から説明しなければならんな。
│ 事の発端は、先月、我が隊の１部隊が行った偵察任務だ。
└────────ｖ────────────────────┘
∧虐∧
.（ﾒ -∀-）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
- 72 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:25:07 ID:O0qEgw8T
-
||＼[| |＼ ＼ .＼ .. ..｜|
||＼|| ⌒＼ ＼ .＼ ´
|| ||￣￣|| ﾊ 虐 ＼___＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
´ || || （ ・）
[＼| つ＼ ∧虐殺∧
||＼[| |＼ ＼＿＿（ ・）＿＿＿＿_＿＿＿＿＿＿＿
||＼|| ⌒ ＼|＿__[￣￣￣￣]＿＿＿_＿[￣￣ ￣ ]＿＿＿
|| ||￣￣||. ｜| ||￣￣ ||￣ ||￣￣ || ｜|
´ || ||. ｜| ||￣￣ || ||￣￣ || ｜|
｜| || || || || ｜|
┌────［兄］─────＾──────────────┐
│ せやけど、その偵察の報告書の話やと別に何もアレなもんは
│ 無かった筈やで。隊長。
└
- 73 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:25:45 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ それは上層部が意図的に情報を隠蔽していたのだろう。何しろ、
│ 前大戦で全て破棄されたと思われていた核弾頭が２発も発見されたのだからな。
└──────────ｖ───────────────────────┘
∧虐∧
.（ﾒ -∀-）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
- 74 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:26:29 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ まだ国内にあんな『禁断の兵器』が残ってたんですか！？
│ 前大戦の終結時に全て解体されている物と思ってましたが・・・。
└─────────────ｖ─────────────┘
∧虐∧ （＼虐／） ∧虐∧
川・∀・） （ ‐∀‐） （；・∀O）
_＿〔（ ）〕 〔（ ）〕 〔（ ）〕
|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山虐山 __＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（ ・） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
[＼| つ＼ ＼ ｜|
||＼[| |＼ ＼ .＼ .. ..｜|
||＼|| ⌒＼ ＼ .＼ ´
|| ||￣￣|| ﾊ 虐 ＼___＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
´ || || （ ・）
[＼| つ＼ ∧虐殺∧
||＼[| |＼ ＼＿＿（ ・）＿＿＿＿_＿＿＿＿＿＿＿
||＼|| ⌒ ＼|＿__[￣￣￣￣]＿＿＿_＿[￣￣ ￣ ]＿＿＿
|| ||￣￣||. ｜| ||￣￣ ||￣ ||￣￣ || ｜|
´ || ||. ｜| ||￣￣ || ||￣￣ || ｜|
｜| || || || || ｜|
┌────［弟］─────＾──────────────┐
│ けど、あの工場は前大戦以後20年間使われてへんかったし、
│ そないなもんが残っとっても、別におかしないんとちゃうか？
└
- 75 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:27:08 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ その核の内の一発は無事に解体、無力化された。
│ だが、突如として残り一発が行方不明となったのだ。
│ しかもあろうことか、その核は今・・・・・、
│ どういう訳か、レジスタンスが保有している。
└──────────ｖ────────────┘
∧＿∧
.（ﾒ・∀・ ）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
- 76 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:27:46 ID:O0qEgw8T
- ＼WWWWWWWWWWＷWWWWWWWWWW／
≫ ≪
≫ な、なんだってーーーーーー！！！≪
≫ ≪
／MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM＼
∧虐∧ て （＼虐／） て ∧虐∧ て
川 ﾟ∀ﾟ） そ （ ﾟ∀ﾟ） そ （ ﾟ∀O） そ
_＿〔（ ）〕 〔（ ）〕 〔（ ）〕
|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山虐山 て __＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（ ﾟ） そ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
[＼| つ＼ ＼ ｜|
||＼[| |＼ ＼ .＼ .. ..｜|
||＼|| ⌒＼ ＼ .＼ ´
|| ||￣￣|| ﾊ 虐 ＼___＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
´ || || （ ・）
[＼| つ＼ ∧虐殺∧ て
||＼[| |＼ ＼＿＿（ ﾟ）＿そ＿＿＿_＿＿＿＿＿＿＿
||＼|| ⌒ ＼|＿__[￣￣￣￣]＿＿＿_＿[￣￣ ￣ ]＿＿＿
|| ||￣￣||. ｜| ||￣￣ ||￣ ||￣￣ || ｜|
´ || ||. ｜| ||￣￣ || ||￣￣ || ｜|
｜| || || || || ｜|
↑
ディモラの命令で敵地の偵察とか
やってたから既に知ってる。
- 77 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:28:26 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ そ、それはどエライ事じゃないですか隊長！！！！！
│ じゃあ今こうしている間にもレジスタンスが何処かに核を
│ 打ち込むかもしれないってことじゃないですか！！
└──────────ｖ─────────────┘
∧虐∧ （＼虐／） ∧虐∧
川；・∀・） （； ・∀・） （；・∀O）
_＿〔（ ）〕 〔（ ）〕 〔（ ）〕
|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山虐山 __＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（ ； ・） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
[＼| つ＼ ＼ ｜|
||＼[| |＼ ＼ .＼ .. ..｜|
||＼|| ⌒＼ ＼ .＼ ´
|| ||￣￣|| ﾊ 虐 ＼___＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
´ || || （ ・）
[＼| つ＼ ∧虐殺∧
||＼[| |＼ ＼＿＿（ ； ・）＿＿＿＿_＿＿＿＿＿＿＿
||＼|| ⌒ ＼|＿__[￣￣￣￣]＿＿＿_＿[￣￣ ￣ ]＿＿＿
|| ||￣￣||. ｜| ||￣￣ ||￣ ||￣￣ || ｜|
´ || ||. ｜| ||￣￣ || ||￣￣ || ｜|
｜| || || || || ｜|
┌────［弟］─────＾────────────────┐
│ ほんなら、はよ奪回するなり破壊するなりせなマズイんとちゃうか？
│ 悠長に会議なんてしてる場合やあれへんで！！！
└
┌────［兄］──＾─────────────────┐
│ アホ、ほんなら何で今、会議しとんねん！
│ ・・・つまり、その核弾頭を奪い返すっちゅう作戦やろ、隊長？
└
- 78 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:29:05 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ 要約すれば、まぁそういう事だ。
│ 勿論、私とて準備を整えてなかった訳ではない。
│ ・・・入っていいぞ。
└──────────ｖ───────────┘
∧虐∧
.（ﾒ -∀-）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
- 79 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:29:49 ID:O0qEgw8T
- ┌─[ ？？？ ]─┐
│ 失礼します。
└
|:l:::: l:| | .|
|:l:::: l:| | | ｶﾞﾁｬ･･･
. |:l:::: l:| | |
. |:l:::: l:| |＿＿＿＿_|
. . ￣￣￣￣￣￣￣＼ヽ | | ￣￣￣￣￣￣￣
. ＼|_|
- 80 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:30:27 ID:O0qEgw8T
-
┌
│ 今回の第六連隊の作戦の支援をさせて頂きます、
│ 『ミスリル第三陸戦中隊 Aチーム』隊長、
│ ギコラス・フサッカードです。
└──────────ｖ───────────┘
∧,,∧
iっ ﾟДﾟ彡
ヾ ﾐ)
ﾐ .ﾐ
し｀Ｊ
- 81 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:31:08 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ 既に諸君等の手元にあるヨファの報告書によると
│ 基地のそこら中に対人用赤外線ｾﾝｻｰ等が設置してあるらしい。
│ よって、傭兵部隊の中でも、隠密行動と奇襲戦法に長ける
│ 『ミスリル』の精鋭、第三陸戦中隊を雇っておいた。
│ 彼等には、この基地のセンサー等の無力化をやってもらう。
└──────────ｖ─────────────────┘
∧虐∧ ｱ､ｲｽﾆｽﾜｯﾃﾓｶﾏﾜﾝｿﾞ。
.（ﾒ-∀- ）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
- 82 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:31:51 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ し、しかし傭兵なんて・・・。場合によっては西の息もかかっている恐れが・・・。
│ それにセンサーの無力化程度なら、我々でも・・・。
└─────────────ｖ───────────────────┘
┌
│ しかし、そうするとセンサーの無力化に隊の人員を何名か
│ 裂かなくてはならなくなり、我々全体の戦力が低下してしまいますね。
│ それに今は四の五の言ってる状況じゃない筈です。違いますか？
└──────────ｖ───────────────────┘
∧虐∧ （＼虐／） ∧虐∧
川・∀・） （ ‐∀‐） （；・∀O ）
_＿〔（ ）〕 〔（ ）〕 〔（ ）〕
|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山虐山 __＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（ ・∀） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
[＼| つ＼ ＼ ｜|
||＼[| |＼ ＼ .＼ .. ..｜|
||＼|| ⌒＼ ＼ .＼ ´
|| ||￣￣|| ﾊ 虐 ＼___＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
´ || || （ ・）
[＼| つ＼ ∧虐殺∧ ∧,,∧
||＼[| |＼ ＼＿＿（ ・）＿＿＿＿_ ミ ﾟ彡＿＿＿＿＿＿
||＼|| ⌒ ＼|＿__[￣￣￣￣]＿＿＿_＿[￣￣ ￣ ]＿＿＿
|| ||￣￣||. ｜| ||￣￣ ||￣ ||￣￣ || ｜|
´ || ||. ｜| ||￣￣ || ||￣￣ || ｜|
｜| || || || || ｜|
┌──＾────────────────────────┐
│ それに我々のセンサー、トラップ処理班も優秀ですけど、
│ 流石にミスリルの部隊級には及ばない筈では？
│ 『ミスリル』の別名は『世界最高の戦場の掃除機』な訳ですから。
└
- 83 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:32:41 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ ・・・それに、このギコラスは『金色の疾風』とも呼ばれているからな。
│ 荒事になっても、我々幹部に引けを取らない実力を持つことは確かだ。
└──────────ｖ───────────────────┘
∧虐∧
.（・∀・ ）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
- 84 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:33:20 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ とにかく、私とヨファが考えた戦術はこうだ。
│ ミスリルの面々には先行してもらい、事前にセンサーを無力化してもらおう。
│ その後は、ミスリルの面々はザンモーラ少佐の隊と合流し、基地の北側から奇襲。
│ 敵の注意が北側に移った所でダルモラ中佐、ドウトモーラ少佐の隊で
│ 南側を攻撃してもらう。敵が混乱に陥った所で、
│ 最後に私が率いる本隊が西側から強襲し、敵の核弾頭の発射砲台を無力化する。
└──────────ｖ────────────────────────┘
∧虐∧
.（・∀・ ）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
- 85 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:33:59 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ 確かに、モラ・フェイトの時のように、ヘリからの降下作戦では分が悪いですし、
│ そういう事も考えると、３段構えの陽動作戦というのは有効かもしれませんね。
│ それに、ザンモーラ少佐の隊には、ウラーラ君も居る訳ですし。
└──────────ｖ──────────────────────┘
∧虐∧ （＼虐／） ∧虐∧
川・∀・） （・∀・ ） （ ・∀O）
_＿〔（ ）〕 〔（ ）〕 〔（ ）〕
|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山虐山 __＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（ ・∀） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
[＼| つ＼ ＼ ｜|
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|| ||￣￣|| ﾊ 虐 ＼___＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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[＼| つ＼ ∧虐殺∧ ∧,,∧
||＼[| |＼ ＼＿＿（ ・）＿＿＿＿_ ミ ﾟ彡＿＿＿＿＿＿
||＼|| ⌒ ＼|＿__[￣￣￣￣]＿＿＿_＿[￣￣ ￣ ]＿＿＿
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｜| || || || || ｜|
┌──＾───────────────────┐
│ 最近は、『精霊』の調整も上手くなってきたようで、
│ 今回もきっと重要な戦力となってくれますよ。
└
- 86 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:34:38 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ では、作戦の大まかな概念が決定した所で、
│ 作戦の詳細の打ち合わせを行うぞ。
└──────────ｖ─────────┘
∧虐∧
.（ﾒ ・∀・）
＿＿＿＿＿＿＿＿__（＿＿＿）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
- 87 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:35:19 ID:O0qEgw8T
-
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
── ドゥームタワー 第五貴賓室 ──
┌
│ ・・・と、いう訳だ。
│ 俺達の任務はセンサーの除去がメインになる。
└──────────ｖ─────────┘
,i∧,,∧
l:],,ﾟДﾟ彡
ﾐつ ﾐ) ［|;;..;;..:;|］
ﾐ ﾐ （・∀・ ）
し｀Ｊ （ , 、 ）
(´ヽ_,) (_/｀)
A__A ｀ー' ﾞｰ一′
（,, ・∀)
/ i ∧＿∧
(_,,i、＾ヽヽ （・ ）
／ ﾞl,_,ﾉ_,ﾉ （ ）
| l> ）
（＿,）_,ﾉ
┌──＾─────────────────┐
│やはり予想通り、貧乏くじを引かされましたね。
└
┌─────＾───────────┐
│けど、元来傭兵なんてそんなものでは？
└
- 88 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:35:58 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ まぁとにかく、キツイ任務なのに代わりは無いが、
│ 引き受けた以上は依頼以上の事をやるつもりで行くぞ。
└──────────ｖ─────────────┘
,i∧,,∧
l:],,ﾟДﾟ彡
ﾐつ ﾐ) ［|;;..;;..:;|］
ﾐ ﾐ （・∀・ ）
し｀Ｊ （ , 、 ）
(´ヽ_,) (_/｀)
A__A ｀ー' ﾞｰ一′
（,, ・∀)
/ i ∧＿∧ ┌──＾──────────────┐
(_,,i、＾ヽヽ （・ ） │そうですね、いつも通りやるとしますか。
／ ﾞl,_,ﾉ_,ﾉ （ ） . └
| l> ）
（＿,）_,ﾉ
- 89 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:36:37 ID:O0qEgw8T
- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃任務 【レジスタンス基地の敷設センサーの無力化。 .┃
┃ レジスタンス保有の核の奪回or無力化 】 ┃
┃ .┃
┃作戦装備 【各種低周波センサー探知装置。アサルトライフル、....┃
┃ . ハンドガン、コンバットナイフ、サーベル、PAEM 】 ┃
┃ ┃
┃備考【センサーの無力化後、核の奪回任務にも参加すること。】....┃
┃ .┃
┃報酬【５２００万G】 ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 90 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:37:16 ID:O0qEgw8T
- :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
── ドゥームタワーの郊外にある、とある廃ビル ──
┬┬┬┬┬:､__,r:┬┬┬:、
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- 91 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:37:54 ID:O0qEgw8T
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（ づと)
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- 92 ：修正 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:38:58 ID:O0qEgw8T
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∧.＿A .∧＿A ｺｿｰﾘ
（・Д・ ）＝（ ・Д・）
（ づと)
人 Yﾉ
し（＿）
- 93 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:39:36 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ やっと報告に来たモナか・・・。
│ 『例の作戦』は成功したモナ？
└─────ｖ─────────┘
,＿＿＿、
| Λ＿Λ | ζ
|（´Д｀＝）つ━・
○ ﾉ
［］／⌒ヽ ［］
|（＿_）⌒| |
| (＿）|
- 94 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:40:14 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ D連隊も『例の任務』で忙しかった模様で
│ 結構スンナリと終わりましたよ。
└─────ｖ─────────────┘
,＿＿＿、
∧＿A ..| Λ＿Λ | ζ
（,, ・∀） . |（´Д｀＝）つ━・
（ ） ○ ﾉ
| | | ［］／⌒ヽ ［］
（＿）ソ |（＿_）⌒| |
| (＿）|
┌───────────────＾─────┐
│ しかし、あの『博士』は『感応者』としてのレベルは
│ 低いモナよ？よくもまぁ上の連中はあんな
│ 低レベルの奴をさらって来いなどと・・・。
└
┌────＾───────────────────┐
│ まぁ、『感応者』の個体数そのものが絶対的に
│ 少ないですからね。確保できる奴は全て確保しなければ、
│ 『我等の国』の再興など・・・。
└
- 95 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:40:53 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ しかし、あのレジスタンスにも悪い事をしたモナね。
│ ・・・核を渡しておいてそれをD連隊にチクったモナからねぇ。
└───────────────ｖ──────────┘
,＿＿＿、
∧＿A ..| Λ＿Λ | ζ
（,, ・∀） . |（＝´Д｀）つ━・
（ ） ○ ﾉ .;
| | | ［］／⌒ヽ ［］ .
（＿）ソ |（＿_）⌒| |
| (＿）|
┌────＾─────────────────┐
│ 発射に成功したらしたで丸々の儲けもの、
│ 失敗しても、準備のドタバタのお陰で本来の目的、
│ 『博士』の拉致には成功。
│ どっちに転んでも我々『ﾆﾄﾛ』に害は及びませんよ。
└
- 96 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:41:32 ID:O0qEgw8T
- ┌───【モナー種の男】──────────────┐
│ 暇だし、『核攻撃が成功するか』で賭けでもしねぇか？
│ 俺は、【成功する】にﾊﾞｰﾎﾞﾝ１杯モナ。
└─ ┌───【モララー種の男】─────┐
│ いつも分の悪い方に賭けますね。
│ では僕は【失敗する】にﾊﾞｰﾎﾞﾝ１杯ね。
└─
┬┬┬┬┬:､__,r:┬┬┬:、
││││││││││ ｢ﾞ 1 ┌───【モナー種の男】───────────────┐
￣￣!￣￣￣￣￣￣√￣￣｀ヾ │ 賭けごとってのはよ、分の悪いほど面白れぇもんなんだよ。
, ; ゛ , ; ' ’ ,: ' : , ' -､｣ . │ お前も大人になったらきっと分かるモナ。
┬─┐, . ┌─┬┬┐ /｜ ..└─
│キ ,! ｜^ベ|ﾞ ,k.│ﾞ ' ｜
┼┼┤ . ' ├─┼─┤冫= ┤
,.レﾞ :｜ '' |,√.｜: #､!〈 . ; |
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──戦場の裏で蠢く、不穏な影・・・・。
──西、東の歯車も未だ知らない謎の存在。
──『彼等』は、この大戦を『時』が来るまで静かに見守る・・・。
第八話 『奇跡』の価値は？ に続く・・・。
- 97 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:42:15 ID:O0qEgw8T
- あとがき
┌
│ お久しぶりです。白銀の白騎士です。
│ 今回は、ちょっとだけ敵勢力も出してみました。
└─────ｖ───────────────┘
wwwww
（ ´Д｀）
（ {|：|} ）
. | ｜ ｜
（＿）＿_）
- 98 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:42:53 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ 主人公が傭兵部隊なら、敵勢力は
│ 社会を裏で操る組織。みたいなのにしてみようかと
│ 思い、出してみましたがどうでしょうか？
└─────ｖ─────────────────┘
wwwww
（´Д｀ ）
（ {|：|} ）
. | ｜ ｜
（＿）＿_）
- 99 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:43:39 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ というか、自スレの方の製作が全然進まないんですよ。
│ だから気晴らしにこっちを作ってみました。
└─────ｖ──────────────────┘
wwwww
（； ´Д｀）
（ {|：|} ）
. | ｜ ｜
（＿）＿_）
- 100 ：白銀の白騎士 ◆xe4dIv2lTE ：2006/05/07(日) 12:44:17 ID:O0qEgw8T
- ┌
│ では次回から、またまた戦闘編です。
│ 前回の予告編に出てきた強敵のトラモララーも登場しますよ。
│ ではでは。
└─────ｖ────────────────────┘
wwwww
（ ´Д｀）
（ {|：|} ）
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（＿）＿_）