56 : 外郎売 :2004/02/08 16:58 ID:N5HcrsVA
さて、この薬、第一の奇妙には、舌のまわることが、銭独楽がはだしで逃げる、
ひょっと舌がまわり出すと、矢も楯もたまらぬじゃ。そりゃそりゃそらそりゃ、
まわってきたは、廻ってくるは、アワヤ喉、サタラナ舌に、カ牙サ歯音、ハマの
二つは唇の軽重、開合さわやかに、アカサタナハマヤラワオコソトノホモヨロオ、
ひとつへぎへぎに、へぎほしはじかみ、盆まめ、盆米、盆ごぼう、摘蓼、つみ豆、
つみ山椒、書写山の社僧正、粉米のなまがみ、粉米のなまがみ、こん粉米のこなまがみ、
儒子、緋儒子、儒子、儒珍、親も嘉兵衛、子も嘉兵衛、親かへい子かへい、子かへい
親かへい、古栗の木の古切口、雨がっぱか、番合羽か、貴様のきゃはんも皮脚絆、
我等がきゃはんも皮脚絆、しっかは袴のしっぽころびを、三針はりながにちょと縫うて、
ぬうてちょとぶんだせ、かはら撫子、野石竹、のら如来、のら如来、三のら
如来に六のら如来、一寸先のお小仏に、おけつまづきゃるな、細溝にどじょにょろり、
京の生鱈、奈良なま学鰹、ちょと四五貫目、お茶立ちょ、茶立ちょ、ちゃっとたちょ、
茶立ちょ、青竹茶煎で、お茶ちゃと立ちゃ。来るは来るは、何が来る。高野の山の
おこけら小僧、狸百匹、箸百ぜん、天目百ぱい、棒八百本、武具、馬具、武具、馬具、
三ぶぐばぐ、合せて武具馬具六武具馬具、菊、栗、菊栗、三菊栗、合せて菊栗、六菊栗、
麦ごみ、麦ごみ、三麦ごみ、合せて麦ごみ六麦ごみ、あのなげしの長なぎなたは、誰が
なげしの長薙刀ぞ、向こうのごまがらは、荏の胡麻がらか、真胡麻がらか、あれこそほんの真胡麻がら、
がらぴいがらぴい風車、おきゃがれこぼし、おきゃがれこ法師、ゆんべもこぼして又こぼした、たあぷぽぽ、
たあぷぽぽ、ちりから、ちりから、つったっぽ、たっぽだっぽ一丁だこ、落ちたら煮てくを、煮ても焼いても
喰われぬものは、五徳、鉄きゅう、かな熊どうじに、石熊、石持、虎熊、虎きす、中にも東寺の羅生門には
茨城童子がうで栗五合つかんでおむしゃる、かの頼光のひざ元去らず、鮒、きんかん、椎茸、定めてごたんな、
そば切り、そうめん、うどんか、愚鈍な小新発知、小棚の、小下の、小桶に、こ味噌が、こ有るぞ、こ杓子、こもって、
こすくって、こよこせ、おっと、がってんだ、心得たんぼの、川崎、神奈川、保土ヶ谷、戸塚は、走って行けば、
やいとを摺りむく、三里ばかりか藤沢、平塚、大磯がしや、小磯の宿を、七つおきして、早天そうそう、
相州小田原とうちんこう、隠れござらぬ貴賤群衆の、花のお江戸の花うゐろう、あれあの花を見て、お心を、
おやはらぎやという、産子、這う子に至るまで、このうゐろうのご評判、ご存知ないとは申されまいまいつぶり、
角だせ、棒だせ、ぼうぼうまゆに、うす、杵、すりばちばちばちぐゎらぐゎらぐゎらと、羽目をはずして今日お出での
何茂様に、上げねばならぬ、売らねばならぬと、息せい引っぱり、東方世界の薬の元締、薬師如来も昭覧あれど、
ホホ敬って、うゐろうは、いらっしゃりませぬか。
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